小児矯正の始め方|乳歯期から中学生までの成長に合わせた最新治療プラン
「子どもの歯並び、今から矯正したほうがいいのだろうか?」
そんな疑問をお持ちの保護者の方は多いのではないでしょうか。
小児矯正は「いつ始めるか」がとても大切です。顎の成長や歯の萌え変わりのタイミングを逃してしまうと、治療が長期化したり費用がかさんだりすることがあります。
本記事では、乳歯列期から永久歯列期まで、成長に合わせた段階的な矯正プランをご紹介します。実際に当院(小森歯科)で取り入れている最新の考え方をもとに整理しましたので、これからお子様の矯正を考える際の参考になるでしょう。
小児矯正を始めるタイミングが大切な理由
子どもの顎の成長は、上顎が先に終わることをご存じでしょうか。実は上顎の成長は10歳頃で約80%が終了します。
つまり、早い段階で習癖や顎の成長をコントロールすることが、その後の歯並びに大きな影響を与えるのです。
乳歯列期(〜6〜7歳前後)|早期対応で習癖改善
この時期は「悪習癖の改善」と「顎の成長誘導」が中心です。
- 指しゃぶりや口呼吸、舌突出などの改善指導
- プレオルソと呼ばれるマウスピース型装置(数万円台)による早期対応
- 定期的な口唇圧・舌圧の測定
- 必要に応じてMFT(舌や口腔周囲筋のトレーニング:保険適用)
乳歯列期に習癖を整えることで、その後の混合歯列期の治療がスムーズになります。
混合歯列期(7〜10歳頃)|アライナーで成長に合わせる
プレオルソを使用していたお子様は、その後インハウスアライナーにアップデート可能です。
- 検査・登録料は通常かかりますが、当院では特典あり
- お試しで1個から利用可能(数千円程度)
- スタート時は片顎からでも対応可
- 4〜5個のマウスピースを交換しながら進める
- 成長や歯の萌え変わりに合わせ、節目ごとにスキャンして継続
混合歯列期の対応により、永久歯列期での大掛かりな矯正を避けられる可能性が高まります。
永久歯列期(中学生以降)|短期集中の全顎矯正
もしタイミングを逃した場合でも、永久歯列期から治療を始めることは可能です。特に中学1〜2年生は成長スパートの時期で、短期集中治療のラストチャンスとなります。
- 全顎矯正(100万円前後)
- ワイヤー矯正(ゴムメタル使用) or ハイブリッド矯正(仕上げにアライナー併用)
- 目標は1年程度で治療完了
この時期は部活動や受験準備も重なるため、「短期間で仕上げるプラン」が喜ばれます。
小児矯正のメリットと注意点
メリット
- 顎の成長を利用できるため、抜歯リスクを減らせる
- 習癖を早めに改善できる
- 永久歯列での大規模な矯正を回避できる可能性
注意点(デメリット)
- 装置の装着やトレーニングは本人と保護者の協力が必要
- 成長に合わせた通院管理が欠かせない
- タイミングを逃すと、より高額で長期の治療が必要になる
まとめ
小児矯正は「今すぐ始めるべきか?」と悩まれる親御さんが多い分野です。
しかし、乳歯列期から段階的に管理していくことで、将来の治療負担を大きく減らすことができます。
- 乳歯列期:プレオルソで習癖改善(数万円台)
- 混合歯列期:アライナーで成長に合わせる(数千円〜数万円)
- 永久歯列期:全顎矯正で短期集中仕上げ(100万円前後)
ぜひ、お子様の成長に合わせた最適なタイミングでご相談ください。