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咬合力管理とは?噛み合わせの力と新しい治療アプローチについて
噛み合わせの力が口の中に与える影響
お口のトラブルの原因は、大きく分けると 「細菌による炎症」と「噛み合わせの力」 にあります。
炎症のコントロールに関しては、毎日の生活習慣の見直しや全身疾患とのバランスを整えながら、定期的なメインテナンスを受けることで、保険診療の範囲内でも十分に管理可能です。
一方で、噛み合わせに関しては、理論や正しい咬合の与え方は確立されているものの、咬合力が強すぎる方への対処は難しいのが現状です。
従来の方法:ナイトガード
噛み合わせの力が強い方に対して一般的に行われてきたのは、夜間にナイトガード(マウスピース)を装着する方法です。
保険診療で対応できるため、比較的導入しやすい方法ですが、課題もあります。
- 継続的な使用が必須(途中でやめると効果が薄れる)
- 咬合力が非常に強い方には効果が限定的
- 装着感が合わず使用を断念する方もいる
そのため、「力」のコントロールに関しては新しい方法が求められてきました。
新しい取り組み:咬合力の計測とボツリヌス注射
当院では、咬合力の計測とボツリヌス製剤による筋肉注射を新しい取り組みとして導入予定です。
- 咬合力を数値化
→ 個人ごとの噛み合わせの強さを客観的に把握できます。 - ボツリヌス製剤注射
→ 咬筋に注射することで筋肉の過度な緊張を和らげ、噛み合わせの力をコントロールする方法です。
→ 美容医療では一般的ですが、歯科分野でも「咬合力管理」の新しいアプローチとして注目されています。
費用は、初回数万円台、2回目以降はそれより低額で設定する予定です。
ボツリヌス製剤による咬合力管理のメリット
- 歯や補綴物を守る
強い力による破折や摩耗のリスクを軽減。 - 顎関節や筋肉の負担を軽減
食いしばりや歯ぎしりによる疲労感を和らげる。 - 従来のナイトガードと併用可能
組み合わせることでより効果的な管理が期待できる。
どんな方におすすめ?
- 歯ぎしりや食いしばりが強いと指摘された方
- セラミックやインプラント治療を受けた経験があり、それを長持ちさせたい方
- ナイトガードを使っても効果を実感できない方
- 顎や筋肉の疲れが強く、日常生活に支障が出ている方
まとめ
お口の健康を守るためには、「炎症」と「噛み合わせの力」の両方を意識した管理が欠かせません。
炎症は生活習慣や定期メインテナンスでコントロールできますが、咬合力が強すぎる場合は従来のナイトガードだけでは不十分なケースもあります。
当院では、咬合力の計測とボツリヌス製剤注射を組み合わせた新しい咬合力管理を導入予定です。
興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。