開業10周年を迎えて ― 東京・桜新町で歩んだ10年とこれから
10年間の振り返り
本日で、私のクリニックは 開業10周年 を迎えることができました。振り返ってみると、あっという間の年月でしたが、この10年でクリニックも私自身も大きく成長できたと実感しています。
私は富山県の出身で、父も祖父も富山で歯科医院を開業しており、当初は地元で歯科医師として働くことを前提に人生設計をしていました。結婚した時もそのつもりでした。しかし、勤務医時代に複雑な症例を数多く手がけ、学会発表や研修を積み重ねる中で、「東京で挑戦したい」という強い思いが芽生えたのです。
東京開業を決意した理由
地方と都市部では、患者さんのニーズや価値観に違いがあります。地方では「入れ歯の調整」や「保険診療の中で早く・安く・気軽に治療を受けたい」という需要が強い一方、私は 予防治療・矯正治療・インプラント治療 など、将来にわたって患者さんが困らない環境づくりに関心がありました。そのため、思い切って東京で開業する決心をしました。
借金を抱えてのスタートでしたが、縁をたどりながら物件を探し、最終的に桜新町という場所に巡り合いました。妻の土地勘もあり、この地に長年親しまれてきた酒屋やコンビニ跡地を選んだことは大きな転機となりました。
こだわり抜いたクリニックづくり
クリニックのデザインは、現在歯科界で最も注目されるデザイナーの一人、スタイルH代表の雨谷裕之氏 に依頼し、半年以上をかけて練り上げました。
単なる見た目の美しさだけでなく、収納や動線、将来の拡張性まで計算された設計のおかげで、10年経った今でも働きやすく洗練された空間で診療を続けられています。
支えてくれた人たちへの感謝
また、ここまで来られたのはスタディグループの先生方の支えがあったからです。特に 吉田拓志先生 には大きな影響を受けました。臨床技術だけでなく、患者様への姿勢や人間関係の築き方まで学ばせていただき、7年間勤務医として仕えたことは私の財産です。
そして何より、私を理解し支え続けてくれた妻に心から感謝しています。子どもが小さい頃も、私が休日に勉強会や海外研修に出かけることを理解し、文句を言わず応援してくれたことは何よりの支えでした。
これからの10年へ
この10年は、知識・技術・設備投資・人間関係に全力を注いできました。これからの10年は、それらを 患者様・社会・後輩・家族に還元していくステージ だと考えています。
これまで支えていただいた皆さまへの感謝を胸に、さらなる進化を続けてまいります。どうぞこれからのKomori Dental Clinicにご期待ください。