ブログ
3Dプリンターで広がる歯科治療の可能性
歯科と3Dプリンターの関係
「3Dプリンター」と聞いても、歯科治療とはなかなか結びつかないかもしれません。
しかしデジタル機器や材料技術の進歩により、今や歯科でも高性能のプリンターや専用マテリアルが開発され、世界的に注目されています。
私は2023年にドイツ・ケルンで開催された世界最大級の国際デンタルショー「IDS」に参加しました。
そこでは各国のメーカーが競い合うように最新のプリンターやマテリアルを発表し、歯科の未来を大きく変える可能性を感じました。
当院の取り組み
当院では約5年前から小型の3Dプリンターを導入し、少しずつ活用の幅を広げてきました。
現在では4台目となる高性能プリンターを2025年3月に導入し、幅広い治療に応用しています。
主な活用例
- 矯正後の保定用マウスピース
- セラミックの形を確認するためのモックアップ模型
- インプラント手術に使用するサージカルステント
- 矯正用マウスピース(ダイレクトプリントアライナー)
- 入れ歯スキャンから専用の型取り器具の作製
従来は外部の技工所に依頼していたものも、院内でスピーディに作れるようになり、治療効率や精度の向上につながっています。
世界の最新動向
海外では、すでに3Dプリンターで入れ歯そのものを作製する技術も出てきています。
中には 1,500万円以上かけてハイエンドプリンターを導入し、入れ歯を直接プリントする医院 も登場しています。
まだ日本では一般的ではありませんが、今後はさらにマテリアルの改良やプリンターの普及によって、より多くの臨床現場で活用されると予測されます。
患者様にとってのメリット
3Dプリンターを導入することで、患者様には次のようなメリットがあります。
- スピード:院内で作製できるため、従来より短期間で治療が可能
- 精度:デジタルデータを元にプリントするため誤差が少ない
- 快適性:無駄のない治療計画や装置作製で負担が減る
- 進化する選択肢:従来なかった治療方法(ダイレクトプリントアライナーなど)が可能に
まとめ
- 歯科での3Dプリンター活用は世界的に拡大している
- 当院では4台目のプリンターを導入し、矯正・セラミック・インプラント・入れ歯など幅広く応用
- 今後は入れ歯や補綴物そのものをプリントする時代が到来する可能性もある
- スピード・精度・快適性の向上が期待でき、患者様にとっても大きなメリットがある
「デジタル歯科の進歩を体験してみたい」「最新の治療法に興味がある」という方は、ぜひ一度ご相談ください。