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【歯科技工士問題とデジタル歯科】
第3回:私がデジタル化に踏み切った理由
〜投資・挑戦・未来への布石〜
歯科技工士の減少と高齢化という現実に直面し、私はついに デジタル化への挑戦 を決断しました。
とはいえ、デジタル化は「機械を買えばすぐに解決する」ほど簡単なものではありません。むしろ多額の投資と試行錯誤が必要な道でした。
■ デジタル化に必要だったもの
私がこの6年間で導入してきた機器は以下の通りです。
- 口腔内スキャナー:3台
- フェイススキャナー
- セラミック加工機
- セラミック焼成機
- ラボ用マイクロスコープ
- 高性能3Dプリンター:4台
これらを揃えるだけでも数千万円。さらに使いこなすためには、国内外のセミナー受講、全国のラボ見学、ドイツ・ブラジル・ポルトガルへの海外視察なども欠かせませんでした。
結果として、総投資額は1億円を超える規模 となりました。
■ デジタル化の意義と成果
では、なぜそこまでしてデジタル化に踏み切ったのか?
理由はシンプルです。
- 技工士の減少に対応するため
- 匠の技を補完し、次世代につなぐため
- 患者さんに安定した質の高い医療を提供するため
そして実際にデジタルを取り入れた結果、治療の幅は大きく広がりました。
- 虫歯やインプラント治療の 事前シミュレーション
- セラミックの 仮歯やモックアップの設計
- 矯正用マウスピースの製作
- インプラント手術で使用する サージカルガイドの出力
もはやデジタル機器なしでは日常の診療が成立しないほど、治療の効率と精度が向上したのです。
■ まとめ
歯科技工士問題は、日本の歯科医療全体が抱える社会課題です。
私はその課題に向き合う中で、デジタル化という新しい道を選びました。もちろん、莫大な投資と試行錯誤の連続でしたが、その結果として 「保険診療から最先端の自由診療まで幅広く安定して提供できる体制」 を築くことができました。
これからも私は、デジタルと匠の技の両方を尊重しながら、患者さんにとって最良の医療を提供していきたいと考えています。