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顎がカクカクする原因とは|音だけで慌てず、正しく見極めるために
桜新町の歯科医師が解説|こもり歯科クリニック 院長 小森真樹(臨床歴19年・日本顎咬合学会 指導医)
口を開け閉めするときに、顎がカクッと鳴る。気になり始めると、不安になる方も多いと思います。ですが、まずお伝えしたいのは、音が鳴るからといって、すぐに深刻なわけではないということです。大切なのは、音だけなのか、それとも痛みや開けにくさを伴うのかを冷静に見極めることです。この記事では、顎が鳴る原因と、その向き合い方をお伝えします。
カクカク鳴る音の正体
顎の関節には、骨と骨のあいだでクッションの役割をする組織があります。この組織が本来の位置から少しずれると、口を開け閉めする際に引っかかり、カクッという音が出ることがあります。これが、いわゆる「顎が鳴る」状態の一般的な仕組みです。
音が出る背景に考えられること
- 食いしばりや歯ぎしりによる、顎への負担
- 噛み合わせの偏り
- 頬づえや、片側で噛む癖などの姿勢
- ストレスや、筋肉の緊張
こうして見ると、顎が鳴る背景には、日々の癖や噛み合わせといった、身近な要因が関わっていることが分かります。
音だけのときと、注意が必要なとき
受診を検討したい目安
- 口が開けにくい、開けると痛む
- 音だけでなく、痛みや不調が続く
- 食事や会話に支障が出ている
音だけで、痛みや困りごとがなければ、経過を見ながら付き合っていくこともあります。一方で、痛みや開けにくさを伴う場合は、確認しておいたほうが安心です。
私が「慌てず、しかし軽視せず」と考える理由
顎の音は、必要以上に不安になる方もいれば、逆にまったく気にされない方もいます。私は、そのどちらにも偏らないことが大切だと考えています。音だけなら過度に心配する必要はありませんが、背景には食いしばりや噛み合わせといった、ほかの不調にもつながりうる要因が隠れていることがあります。だから、慌てず、しかし軽視もせず、いちど状態を確かめておく。その姿勢が、結果的に顎を守ることにつながります。
気になるときは
音が続く、あるいは痛みや開けにくさを伴う場合は、噛み合わせや癖との関わりも含めて、歯科で確認することをおすすめします。