なぜダイレクトプリントアライナー(DPA)なのか?インビザラインとの違いとは
はじめに
マウスピース矯正にはさまざまな種類がありますが、代表的なのは世界的に普及している インビザラインと、近年注目されている ダイレクトプリントアライナー(DPA) です。
当院でも両方を扱ってきましたが、患者様から「どちらがいいの?」「どう違うの?」といったご質問をいただくことが増えています。
本記事では、インビザラインの特徴と課題、そしてDPAならではのメリットを比較しながら解説します。
インビザラインの特徴と課題
インビザラインは、世界的に最も利用されているマウスピース矯正システムです。アライン・テクノロジー社(米国)が提供しており、豊富な症例数と治療実績があるため、安心感のあるシステムといえるでしょう。
しかし、インビザラインにはいくつかの課題があります。
- 契約が必須
治療を始めるには、最初に契約を結び、数十万円から100万円超の高額なお支払いが必要です。契約をしなければ治療自体をスタートできない仕組みになっています。 - 外注による時間的制約
すべて海外工場で製造されるため、発注から手元に届くまで 約3週間 かかります。 - 柔軟性の不足
契約期間内での治療対応となるため、引越しやご病気といった不測の事態に柔軟に対応することが難しいケースがあります。 - 修正に時間がかかる
微調整が必要な場合でも、再発注が必要となり治療が中断してしまうリスクがあります。
インビザラインは実績のある矯正システムですが、「契約時のまとまった費用」「海外発注によるタイムロス」「柔軟性の不足」がデメリットになりやすいのです。
DPA(ダイレクトプリントアライナー)の強み
一方で、当院が導入している ダイレクトプリントアライナー(DPA) は、これらの課題を解決できる新しいシステムです。最大の特徴は「院内で作製できること」です。
- スピード
データ設計に時間はかかりますが、実際のプリント工程は
プリント → アルコール洗浄 → 焼成 → 光硬化
までを含めて およそ2時間で完成 します。外注のように数週間待つ必要はありません。 - 柔軟性
お試しで1つだけ作ることもできるため、患者様が矯正に不安を持っている場合でも「体験的に始める」ことが可能です。 - 適応性
1〜2か月ごとにスキャンを行い、その都度マウスピースを作製できるため、歯の動きや使用状況に合わせて治療を進められます。常に適合状態をキープできる安心感があります。 - ライフスタイル対応
仕事の都合や体調の変化などにも、その時点で調整を行えるため、契約縛りに左右されません。
このようにDPAは「即日対応が可能」「小回りが利く」という点で、従来のマウスピース矯正にないメリットを提供できます。
成人矯正にも小児矯正にも有効
DPAは小児矯正での有効性が注目されていますが、もちろん成人矯正にも適応可能です。むしろ、社会人や主婦の方のように「時間を効率的に使いたい」「引越しや転勤などライフスタイルが変わりやすい」という方には特に適しています。
インビザラインでは契約期間が大きな制約となりますが、DPAならその都度のスキャンと作製で治療を継続できるため、柔軟に対応できます。
まとめ
インビザラインは世界的に実績があり、安心感のある矯正システムです。
しかし、
- 高額な契約が必要
- 海外製造によるタイムロス
- 契約期間内での制約
といった課題もあります。
それに対し、DPAは スピード・柔軟性・適応性 に優れ、患者様一人ひとりの状況に合わせた矯正治療を可能にします。
当院ではインビザラインもDPAも提供していますが、患者様のライフスタイルや治療に求める優先順位に合わせて最適な方法をご提案しています。
DPAに興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。