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プレオルソやマウスピース矯正の効果 ― 混合歯列期にできる治療
混合歯列期に注目される治療法
子どもの矯正治療の中でも、乳歯と永久歯が混ざっている 混合歯列期 は特に重要な時期です。
この段階で歯並びや噛み合わせを整えることができれば、将来的に大がかりな矯正を避けられる可能性もあります。
当院でもよく行うのが 「プレオルソ」 と 「マウスピース矯正」 です。
それぞれ特徴があり、お子様の状況に応じて提案しています。
プレオルソとは?
プレオルソは、既製品の上下一体型シリコン製マウスピースです。
特徴とメリット
- 既製品のため 費用が比較的安価
- 装置が柔らかく、子どもが慣れやすい
- 歯列不正の原因に働きかける効果もある
具体的には、
- 口呼吸の改善
- 舌の正しいポジション習得
- 嚥下や口周りの筋肉のトレーニング
が可能で、ある程度の歯列拡大も見込めます。
臨床的な実感
6〜7割程度のお子様は、プレオルソだけである程度の歯並び改善が期待できます。
ただし、細かい歯のねじれを修正することは難しく、早期に乳歯が抜けて奥歯が倒れ込んでいるケースなどでは、追加の対応が必要です。
マウスピース矯正とは?
一方のマウスピース矯正は、お子様専用にカスタム製作するアライナー型装置です。
特徴とメリット
- 個別設計のため フィット感が高く快適
- 計画的に少しずつ歯を動かすことができる
- 見た目が透明で、装着していても目立ちにくい
注意点
ただし矯正治療で歯を確実に動かすためには、原則1日中の装着が必要です。
お子様自身やご家庭での管理が欠かせず、装着時間が不足すると効果が出にくい点には注意が必要です。
どちらを選ぶべきか?
- プレオルソ は歯並びの大きな問題や習癖の改善に有効
- マウスピース矯正 はより精密な歯の動きに対応可能
ただし、ケースによっては取り外し式ではなく、固定式の装置(いわゆるブラケット矯正)が優位になることもあります。
つまり「どちらが良いか」ではなく、お子様の状況や生活習慣に合わせて選ぶことが大切です。
当院の方針
当院では「プレオルソかマウスピースか」どちらかを一方的に決めるのではなく、
- 歯の萌え変わりの状態
- 習癖の有無(口呼吸・指しゃぶりなど)
- ご家庭での装着管理のしやすさ
を踏まえて、最適な治療プランをご提案しています。
まとめ
プレオルソやマウスピース矯正は、混合歯列期にできる有効な治療法です。
- プレオルソは始めやすく、習癖改善や歯列の大まかな改善に有効
- マウスピース矯正は精密な歯の動きを可能にするが、装着管理が必須
- 状況によっては固定式矯正が必要な場合もある
大切なのは、お子様に合った治療法を見極めることです。
矯正を始めるタイミングや装置選びに迷われている方は、ぜひ一度ご相談ください。