大人の矯正は何歳まで? ― 「もう遅い」とあきらめる前に知ってほしいこと【桜新町の歯科医師が解説】
「矯正は若いうちにするもの」「この歳になってからでは、もう遅い」——そう思って、歯並びの悩みをずっと我慢されている大人の方は少なくありません。でも、年齢そのものが矯正をあきらめる理由になることは、実はそれほど多くありません。
矯正に「年齢の上限」を一律には引かない
歯は、健康な歯ぐきと骨に支えられていれば、年齢を重ねてからでも動かすことができます。大切なのは年齢よりも、お口全体の状態です。歯周病が落ち着いているか、噛み合わせがどうなっているか、被せ物や失った歯がどう関係しているか——そこを診て判断します。
実際、当院では中高年の方の歯並びを整える治療も行っています。「もう歳だから」と来院をためらっていた方が、診てみると十分に選択肢があった、ということは珍しくありません。
中高年こそ、「全体」で診る必要がある
一方で、中高年の歯並びは、若い方と同じようには考えられません。長年の使用で噛み合わせが変化していたり、被せ物や欠損があったりすることが多いからです。
ここで、見た目の前歯だけを安易に動かすと、かえって噛み合わせのバランスを崩してしまうことがあります。だからこそ当院は、歯を全部抜く前に知ってほしいことや歯の噛み合わせに急に違和感を感じたらでも書いてきたように、矯正・補綴・噛み合わせを切り離さず、全体で診ます。歯並びを整えることが、その後の被せ物や入れ歯、インプラントの土台を良くすることにもつながります。
「全部やる」ではなく、「必要な分」を
全体を診ると言っても、「だから大がかりに全部やりましょう」という意味ではありません。むしろ逆で、全体を診たうえで、その方に本当に必要な分だけを見極めます(当院の矯正に対する考え方。前歯の気になるところだけを、最小限で整えることもできます。
これは大切なご家族の歯にも同じです。年齢を重ねてからの歯とお口については、高齢の親の歯が心配なご家族へもあわせてご覧ください。
まずは「診てもらう」ところから
何歳でも、まずは現状を診てもらうことから始まります。今できること、今はまだ様子を見ていいこと、それを一緒に整理しましょう。治療前に仕上がりのイメージもご確認いただけます。
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本記事は当院の治療方針に基づく一般的な説明です。治療の可否・内容・費用・リスクは個々の診断により異なります。